管理人の建てた家を、ご紹介していこうと思います。
2013年築です
自分が頭で思い描いていた建物が、現実世界に現れる興奮は何ものにも変えられません。
現在設計や、家づくり途中の皆さんも、この瞬間のために何とか頑張って欲しいです!
ゾーニング
1.ゾーニングとは?
まず家を設計する前に考えたゾーニングの内容をお伝えします。
家づくりにおけるゾーニングは、間取りを考える前に行う大まかなゾーン分けです。
- パブリックゾーン:来客があるリビングや、家族みんなが集まるダイニングなど
- サービスゾーン:キッチン、洗面、トイレ、浴室など生活に欠かせないエリア
- プライベートゾーン:主寝室、子供部屋など各人の専用利用エリア
これらをまずは大きくゾーン分けします。
これが家づくりのポイントになります
- パブリックエリアは、玄関からあまり離さない
- サービスエリアは、なるべくまとめる
- パブリックエリアへは、プライベートエリアを通らないで行けるように
- トイレや洗面のサービスエリアは、玄関やパブリックエリアから近い場所に
- ゾーニングを決めたら、自分や家族、お客さんが中を歩く想像をする
管理人宅の場合は、1階からゾーニングを始めました。
普通は必要となるゾーンが多くなる1階から始めるのをオススメします
2階リビング等の場合は2階から
2.管理人宅のゾーニング
計画当初にマイホームデザイナーで作成したものなので、最終形とは若干違います。
ゾーニングと間取りは、ほぼ同じです。
1F
- 南面の日当たりは問題ないので、1階リビング
- 玄関とパブリックスペースは近く
- 玄関とトイレ、洗面は近く
- サービスエリアの動線はなるべく近く
2F
総2階に近い形としたかったので、四隅の柱は同じ位置で通っています。
- 子供部屋3つは東向きに(朝起きるように)
- 2階に洗濯物を干すので、サービスエリアであるランドリースペースを2階に
- 家族全員の洋服を収めるクローゼットをサービスエリア内に
- 主寝室は狭く、吹き抜け重視
ロフトF
総2階に近い形としたかったので、四隅の柱は同じ位置で通っています。
- ロフトは作り付けの本棚と、子供たちが友達と遊ぶセカンドリビングをイメージ
- 子供部屋側の東は勾配天井
- 西側のデッドスペースは、一部物置に
3.ゾーニングの反省
管理人的には考えに考えたゾーニングでしたが、悩んだところは色々ありました。
悩み①:お風呂の位置
2階の吹き抜け付近に部屋干しし、2階のファミリークロゼットに家族分の洋服を収めることは妻と決めていました。
ただそうなるとお風呂も2階にあった方が、便利です。
- 足が悪くなったり、親との同居を考えると動線が厳しい(ホームエレベーターがあれば解決)
- 汚れた状態で帰ってきても、2階に上がらなければならない
- 防水が不安
- 必要な部屋が多い1階をあけることができ、リビングなど大きくできる
- お風呂、洗濯機、ファミリークロゼットの動線を近づけられる
- 残り湯利用も楽(2階洗濯機設置の場合)
結果、動線を重視しお風呂は1階としました
悩み②:ファミリークロゼットを1階に置きたい
玄関から帰ってきて、すぐに部屋着に着替えスーツや制服などは1階のファミリークロゼットにかける
こんな生活シーンに憧れ、設計を始めました。
ただ1階にリビングを置いている関係から、必要な広さを確保することができません。
また「悩み①」と関係し、2階の洗濯機や干し場から1階のファミリークロゼットに運ぶ動線も長くなってしまう。
結果諦めることになり、コートや上着をかける裏動線のクローゼットを設けるのみになりました。
2階リビングなら、1階に全部集める間取りをやってみたい
悩み③:その他
他にも色々悩みがありましたが、重い悩みが多いので別記事にしていきたいと思います。
まとめ
今回は住宅設計のスタートとなる「ゾーニング」について、ご紹介しました。
間取りを作り出す前に、まずざっくりと考えてみましょう。
家族の要望を聞きながら、作っていきたいな
最初から上手くはできないかもしれませんが、細かい間取りを考えるよりイメージがわきやすいと思います。
コツは、玄関から入ってきた自分にゾーニングの中を歩かせてみることです
実際に歩く姿を想像することで、使い勝手の悪さや間取りの問題点を初期に気づくことができます。
上で紹介した「ゾーニングの基本」を見ながら、自由に作ってみてください。
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