私はそもそも家づくりの最初からしてはいけない間違いをしていました
家づくりで一番大事なものは、実は【時間】だと思っています。
時間がなければ、人は焦ります。
焦りは、判断を誤らせます。
他に必要なものはたくさんありますが、「なぜ管理人がこの結論にいたったのか?」を実際の管理人の事例でお伝えします。
家づくりのきっかけ
時代を遡り、まだ平成の年号。
2013年の4月に、管理人に家づくりのきっかけが訪れました。
それまでは、10年ほど前に購入した中古住宅に住んでいました。
築年は18年ほどになり、ちょっとガタが来始めたかなぁと思っていました。
私は長男で、父母の済む実家から2㎞ほどの【近居】という状況でした。
もっと広い家を欲しい気持ちはあっても、「最終的には同居をするのだから、別の場所に新築は出来ないなぁ」と思ってました。
そんな2013年4月の中旬頃、父から突然「消費税上がるし、実家壊して新しく建てたら?」という提案が…。
※5→8%に上がる2014年4月より前の、2013年10月1日までに請負契約をすれば引き渡しが遅れても5%のままという消費税率引き上げの経過措置があった
せっかくの申し出だし、妻と話した上で「2世帯建てよう!」って言ったら両親ともに「無理っ」と即答されました。
色々な人から話を聞いて、同居は無理だと決めたらしい。
色々話し合いましたが結局は、現在住んでいてる中古住宅を父母に渡し、実家を私が立て直すということに決まりました。
ただ、家を建てるなんてまだ全く考えていなかったので、心と知識の準備ができていません。
でも、「せっかく建てるんだから、いっぱい悩んで苦しんでも家族みんなが楽しめる素敵な家にしたい」と、家族会議で決めました!
ただ…「本当に間に合うんだろうか 」と心配だったことを覚えています。
家づくりに必要なもの
家づくりに必要なものは、管理人は3つあると思います。
- 夢
- 情熱
- 知識
青臭い単語ではありますが、どれも大事なものです。
1.夢
言わずもがな、どんな家を建てどんな暮らしをしたいのかということです。
私はあまり裕福な家に育たなかったこともあり、
白い大きな家の周りに芝生の生えた大きな庭があり、そこに白い大型犬が寝そべっている
という憧れを持っていました。
また、吹抜けのある広いリビングにも憧れがありました。
妹と同じ部屋で育ったことから、子供達3人に個室で育って欲しいという気持ちもありました。
家族会議はしたものの、うちは殆ど私の思いだけで突っ走ってしまいました。
家づくりについて夫婦で別の想いがあるのであれば、しっかりと話し合い「共通の夢を持つこと」が大事だと思います。
2.情熱
極控えめに言って、家づくりは超大変です!
色々な調べ物や、夫婦の意見の対立、大きな金額を支払うということへの精神的な負担など、今まで味わったことの無い辛さがあります。
場合によっては、両親や義両親との調整もあるでしょう。
本当に、言葉では言い表せない大変な期間を過ごすことになります。
ただこの期間を情熱を持って乗り切ることができれば、「家は3回建てないと理想のものにならない」を逃れられる可能性が高まります!
3.知識
家づくりに必要な知識は、ほとんどの方に馴染みがないものです。
大きく分けると、以下となります。
①:ライフスタイル
ざっくり過ぎますが、家事動線、子育て、収納、夫婦の距離、老後の過ごし方、親との同居、ペットを飼うか、趣味、音・臭気への気になり方、暑がりor寒がり…
本当に多岐に渡ることについて、自分の家族・夫婦なりのことを話し合い、認識しなければなりません。
また借入や保険について、自分たちの生活で何を優先するのか(家にいくら使うのか)も考えなければなりません。
②:建築的なこと
間取りを考える為のゾーニング、木造・RC・S造のメリット・デメリット、在来・ツーバイ等の工法の違い、日射取得or遮蔽、コールドドラフト等の建物内温度差、外or充填断熱の特徴、窓、外壁材、メンテナンス、耐震等級…
書ききれないほどたくさん学ぶべきことはあります。
いきなり全てを学ぶ必要はありませんが、家づくりの基本的な本を読み「概要は理解すべき」です。
完璧なものは世の中にありませんので、それぞれのメリット・デメリットをざっくりと分かると良いです。
例えば、「瓦は高耐久だけど、重い」「ガルバリウムは軽いが、雨音がし易い」くらいで、最初は良いと思います。
③:ビルダー(依頼先)
家づくりは最終的には、「どこと家を建てるのか?」という相棒選びに行き着きます。
ビルダーと一口に言っても、多くの種類があります。
- 大手ハウスメーカー
- 中堅ハウスメーカー
- 小規模ハウスメーカー
- 工務店
- 設計事務所
それぞれ特色も得意な分野も、費用や建築の進め方も違います。
まったく何も分からずに選ぶのは、地図も免許もなく目的地に車で向かうような暴挙です。
ただ冒頭述べたとおり、「時間の無い」管理人は、大きなミスをしてしまいました。
管理人の失敗
私の場合は、上で述べた家づくりの夢を家族と共有したり、建築等の知識を付ける前にいきなり「あること」をしました。
それは…
アポなし住宅展示場訪問 です!
え?普通じゃない?
と思ったあなた、危ないです!
これは、どちらも絶対にやってはいけません。
1.なぜダメなのか!?
それは家づくりの何も分からないうちに、依頼先になるかもしれない相手の担当者が決まってしまうからです。
しかも、基本的にアポもなく展示場をウロウロしてたり、資料請求の対応をする時間がある営業担当者は新人だったり、あまり成績を取れていない方である可能性が高いです。
もちろん全員がそうな訳ではありませんが、私の場合ほとんど「そう」でした。
営業担当者をあとで替えることも不可能ではないですし、しつこくアンケート記入を求められても断ることで回避することも可能です。
ただ不慣れな家づくりで、知識もなく自分の意見をバシバシ言える方は多くないと思います。
結果、十分な準備が出来ていない状況で、有能とは言い切れない担当者と家づくりをすることになります。
すると自分の思っていない方向に話が進んだり、予定していたペースと異なる進め方となると【後悔が残る家づくり】になってしまうかもしれません。
2.どうすれば良いのか?
誰しもキレイな展示場を見たり、どんな間取りになるか気になると思います。
私もそうでした。
でもその前に、「本当に基礎的な家づくりの本」を一冊読んでみて下さい。
「家づくりの最初から最後までを書き記してくれている方のブログ」を読んでみて下さい。
「家づくりに後悔している方や、失敗談をまとめたホームページ」などもあります。
その後自分で間取りを考えてみたり、好きな外観や内装の写真を集めてみて家族で話しあってみて下さい。
]おぼろげながら、自分たち家族が建てたい理想の家の形が見えてくると思います
まとめ
家づくりは勢いがないと進められませんが、焦ってやると「必ず」失敗します。
家づくりに必要な
- 夢の共有
- 建築に必要な知識
- 相棒となる依頼先の選定
いずれも時間をかけ、情熱を傾け取り組むべき大事なものです。
周囲の状況や、甘い言葉であなたを焦らせるものはたくさん出てきます。
でも、強い気持ちでまず自分たちの足元を固めましょう!
十分な話し合いと勉強をして、納得の家づくりとなることを祈っています。
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